Pashat's Book Diary

いままで全然本を読んでこなかった貧乏アラフォーがブックオフで100円で買える本を読み続けるブログ

あなたの大事な人は誰ですか?「ワンダと巨像」

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あなたの大事な人は誰ですか。

そう訊かれると誰を思い描きますか?

そして、その人のために命を賭けることができますか?

ワンダと巨像」のオリジナルは2005年にPS2にて発売された。2018年、13年の時を経てPS4でリメイクされた。さらに先日PSplusにて本ゲームが配信されたのでまさに15年ぶりに再プレイしてみたわけだ。懐かしい。。

 

やっぱり凄いわこのゲーム。

あまりにも美しく、切なく、とにかく胸を抉られるゲーム。このゲームをプレイしたかしないかによって今後の人生における感受性の豊かさと人や動物への思いやりが多分に左右されるゲーム。全人類がプレイすべきって言っても決して大袈裟じゃない。未プレイの人は即プレイしておけ。そして滝のように涙を流せ。ワイパーを用意しておけ。

 

命をかけることが出来るほどの大事なものを自分はもっているか

恋人や家族のことを想わずにはいられないシンプルかつ深い物語。自分を犠牲にしてまで命を賭けれるものってある?中々ないよね、、ただそういう大事なものって何なのかを考えずにはいられない。それがあったとしてもなかったとしても考えるきっかけにはなるかと思う。大事なものを今よりももっと大切に思うことができる。

 

最後の一撃は、せつない。

このゲームのキャッチコピー。ゲーム史上屈指の名コピーだと思う。何が「せつない」かはプレイしてわかると思う。結末は自分で見て感じてくれ。


ところで先日、香川県にて「ネット・ゲーム依存症対策条例」が可決されたけど、ゲームは1時間てねぇ、、、。恐らくゲームで感動体験をしたことない人たちが話し合って決めた法案だろうけど、私としてはゲームも読書も音楽も映画なんかも全部同じで、そこで得られた感動をどう自分の中で育んでいけるかだと思うぞ。ゲームだけ特別にネガティブに捉えるんじゃない。自分たちの価値観に合わないことを認めないことは簡単だ。いい所をもっと探そう、発見しよう。

 

15年前は結婚する前の妻と一緒にプレイした。

そしてもう少し息子が大きくなったらこのゲームを勧めるよ。